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巻き爪について

本日は当院で出会うことの多い「巻き爪」について記事にしていきます!

巻き爪とは、足の趾にある爪が内側強くに曲がってしまった状態のことです。

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元々巻き爪であることやハイヒールを履く女性に多く症状が現れます。

巻き爪になりやすいのは、親指の爪であることがほとんどです。

巻き爪が進行していくと、両端の皮膚の部分に曲がった爪が
どんどん食い込んでいき、徐々に激しい痛みを引き起こすようになります。

さらに、曲がった爪に巻き込まれた皮膚が化膿してしまい
体重をかけることができなくなってきます。

体重をかけないでいると爪が薄くなり、より巻き爪が悪化してしまいます。

とにかく早く痛みをとって巻き爪のある指にも十分に体重をかけることが
大切になります!

初期では症状が見られない場合でも、
知らず知らずのうちに巻き爪の予備軍になっていることもありますので、
日頃から注意しておきましょう。

巻き爪の痛みを取り除くために、爪を深く切り込むことによって、
一時的には痛みが取れることが多いです。

ですが、爪が伸びるにしたがって爪の食い込みはさらに強くなり、
化膿し腫れあがりさらに食い込んでいくという悪循環を繰り返してしまいます。

巻き爪を予防するために気を付けることとして

〇 ハイヒールを履くことを避ける
ヒールの高い靴、先のとがった靴は指先に体重が集中してしまいます。

そのため、爪を圧迫することになり、巻き爪の原因となってしまいます。
巻き爪に悩む女性の方は、まずハイヒールを極力避けるようにしましょう!

〇 深爪にしないようにする
巻き爪で皮膚に食い込んでいくと、
思わず深爪になりがちです。
深爪にすると一時的に痛みが軽減しますが、
爪周りの皮膚が盛り上がり、爪が伸びるのをを邪魔することに
なってしまいます。
さらに、爪が皮膚に食い込むように伸びてきて、
徐々に巻き爪を悪化させることになります。

巻き爪を悪化させないためにも、深爪には気をつけてください。

〇 靴のサイズには気を付ける
靴のサイズが小さすぎたり、大きすぎたりすると、足の爪に過剰な負担がかかり巻き爪を引き起こす
原因となります。

〇 爪の切り方に注意
爪の白い部分をすべて切ってしまうと、切り過ぎになります。
上から足を見た時に、指の肉が見えないくらいに伸ばすことがポイントです。
適切な爪切りとしては、 先端を四角く切るように気を付けてください。

巻き爪の治療法には、ワイヤー療法、テーピング療法、手術療法があります。

・ワイヤー療法
ワイヤー療法とは、
爪の先の両端の白い部分に穴を開けた後、金属製のワイヤーを通すだけと
いう簡単なもので、ワイヤーの装着自体は数分で済みます。

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ワイヤーを装着した直後から痛みの改善があり装着した当日から入浴も
可能となります。
その他の日常生活での制限もほとんどありません。

少しずつ矯正していく治療法ですので、爪が伸びてくる度に
数週間ごとにワイヤーの入れ替えが必要になります。

症状を確認しながらワイヤーを外す時期を決めていきます。

・テーピング療法
食い込みがある皮膚をテーピングにて寄せて
痛みを軽減させる方法です。

比較的軽い症状の場合、テーピングのみで対応できる場合があります。

・手術療法
食い込みが強く腫れあがって症状が強い場合に外科的手術にて
原因となっている
爪をカットする方法があります。

まず、足趾に局所麻酔薬を注射し、食い込んでいる爪をカットしてしまいます。

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手術自体は1~2分で完了し、その後の経過も爪の切り方や日常生活に
気を付けておれば良好に保てるケースがほとんどです。

その他なんでもご相談ください!

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